2009/10/30 22:40:17
美容院にて
可「いらっしゃいませ」
猿「いつもの感じで」
可「はい」
猿「なんかブラックジャック飽きたからいいや。別ので」
可「SPA!でいいスか」
猿「いや、つーかさ、俺あんま雑誌読まないんだけど。なんでここの美容院はいっつもSPA!とかmonoとか持ってくんだよ。たまに女性自身置かれることとかあんだけど。おかしくね?俺読まねーよ女性自身。漫画持ってこいよ漫画。置いてあんだから」
可「すません。ドラえもんでいいスか」
猿「ドラえもんはさすがにねーわ」
可「ゴルゴ13は」
猿「昔全部読んだ」
可「あとはガラスの仮面かちびまる子ちゃんだけっス」
猿「偏ってんなーこの店。いや、ある意味幅広いか。あー、えー?あーじゃーちびまる子ちゃんでいいや」
可「はい」
可児、チョキチョキ
猿渡、パラパラ
猿「つーかさ、美容院に来てちびまる子ちゃん読む俺ってどうなのって感じしねー?」
可「いや別に」
猿「ちびまる子ちゃんだぞ?」
可「いや、ちびまる子ちゃんおもしろいス」
猿「いやおもしろいけど。え?つかおまえ店の漫画読まないんじゃなかったっけ?」
可「いや実家でねーちゃんが読んでて」
猿「ねーちゃんいんの?いくつ?」
可「28っス」
猿「へー仕事は?」
可「農業っス」
猿「え、農業?」
可「うち農家なんで」
猿「マジか。なに作ってんの?」
可「米っス」
猿「うわそれ送ってもらえんじゃん米」
可「まあそうスね」
猿「そうだ姉ちゃんっていや、ちびまる子ちゃんの姉ちゃんの名前ってさきこっていうらしいぞ」
可「知ってます」
猿「知ってんの」
可「はい」
猿「母ちゃんは?」
可「すみれっス」
猿「え、じゃばあちゃんは?」
可「知らないス」
猿「えー知っとけよー。なんだよ知っとけよー。すげー気持ちわりーよ。さくら家ばあちゃんだけ名前わかんねーじゃんかよー」
可「すません」
猿「いいやもう帰ってウィキるわ。なんだよすげー気持ちわりーわ。早く帰って調べたいから早く切って」
可「はい」
猿「そういや前ちびまる子ちゃんのドラマやってたな。あれ母ちゃん役のりピ」
可「あ、できました」
猿「おう」
可「4500円です」
猿「ちょうどあるわ」
可「ありがとうございます」
猿「おい、」
可「はい」
猿「柿の種は?」
可「あ」
猿「置いとけっつったじゃん。つか飴もねえじゃん」
可「置いといたんスけどなくなったみたいス」
猿「んだよちゃんと切れてねーか見とけよ。んだよ気分わりーな。んだよ」
可「すません」
猿「今度は用意しとけよちゃんと。つーか俺の分だけ一個とっとけよ」
可「いや、それは」
猿「じゃーな」
可「ありがとうございました」
可「いらっしゃいませ」
猿「いつもの感じで」
可「はい」
猿「なんかブラックジャック飽きたからいいや。別ので」
可「SPA!でいいスか」
猿「いや、つーかさ、俺あんま雑誌読まないんだけど。なんでここの美容院はいっつもSPA!とかmonoとか持ってくんだよ。たまに女性自身置かれることとかあんだけど。おかしくね?俺読まねーよ女性自身。漫画持ってこいよ漫画。置いてあんだから」
可「すません。ドラえもんでいいスか」
猿「ドラえもんはさすがにねーわ」
可「ゴルゴ13は」
猿「昔全部読んだ」
可「あとはガラスの仮面かちびまる子ちゃんだけっス」
猿「偏ってんなーこの店。いや、ある意味幅広いか。あー、えー?あーじゃーちびまる子ちゃんでいいや」
可「はい」
可児、チョキチョキ
猿渡、パラパラ
猿「つーかさ、美容院に来てちびまる子ちゃん読む俺ってどうなのって感じしねー?」
可「いや別に」
猿「ちびまる子ちゃんだぞ?」
可「いや、ちびまる子ちゃんおもしろいス」
猿「いやおもしろいけど。え?つかおまえ店の漫画読まないんじゃなかったっけ?」
可「いや実家でねーちゃんが読んでて」
猿「ねーちゃんいんの?いくつ?」
可「28っス」
猿「へー仕事は?」
可「農業っス」
猿「え、農業?」
可「うち農家なんで」
猿「マジか。なに作ってんの?」
可「米っス」
猿「うわそれ送ってもらえんじゃん米」
可「まあそうスね」
猿「そうだ姉ちゃんっていや、ちびまる子ちゃんの姉ちゃんの名前ってさきこっていうらしいぞ」
可「知ってます」
猿「知ってんの」
可「はい」
猿「母ちゃんは?」
可「すみれっス」
猿「え、じゃばあちゃんは?」
可「知らないス」
猿「えー知っとけよー。なんだよ知っとけよー。すげー気持ちわりーよ。さくら家ばあちゃんだけ名前わかんねーじゃんかよー」
可「すません」
猿「いいやもう帰ってウィキるわ。なんだよすげー気持ちわりーわ。早く帰って調べたいから早く切って」
可「はい」
猿「そういや前ちびまる子ちゃんのドラマやってたな。あれ母ちゃん役のりピ」
可「あ、できました」
猿「おう」
可「4500円です」
猿「ちょうどあるわ」
可「ありがとうございます」
猿「おい、」
可「はい」
猿「柿の種は?」
可「あ」
猿「置いとけっつったじゃん。つか飴もねえじゃん」
可「置いといたんスけどなくなったみたいス」
猿「んだよちゃんと切れてねーか見とけよ。んだよ気分わりーな。んだよ」
可「すません」
猿「今度は用意しとけよちゃんと。つーか俺の分だけ一個とっとけよ」
可「いや、それは」
猿「じゃーな」
可「ありがとうございました」
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2009/10/29 13:45:31
左:臼井(うすい)
・21歳
・大学生
・金髪
・可児くんの高校の後輩
・元ラグビー部
・居酒屋バイト
・蜂須賀さんが好き
―――
可児くんの家にて
ゲーム中
(臼…臼井、可…可児くん)
臼「先輩」
可「んー?」
臼「おれやっぱ蜂須賀さんに告白しようと思ってます」
可「また言ってんの?」
臼「今度はほんとです!」
可「やめときなよ」
臼「いや、絶対うまくいくと思うんですよ!」
可「んー」
臼「あ、ちょっ、赤甲羅とかダメでしょ!わっ!あー!!」
可「うるさいよ」
臼「あーもーなんでそういう……あー8位になっちゃったじゃないすかぁ。もう、もう絶対クッパ殺す!こっから。こっから巻き返す」
可「やれるもんならやってみな」
臼「おれのノコノコなめない方がいいですようわ、マリオうぜー」
可「で?」
臼「え何すか?」
可「なんでうまくいくの?」
臼「何すか?」
可「告白」
臼「あ、だからそれはあれですよ、作戦立てたんですよ」
可「なに?」
臼「まず、普通に食事に誘うんですけど」
可「どこに?」
臼「牛角です!」
可「アウトー」
臼「え?何がですかってうわ!カミナリとかやめてくださいよマジで!マジで!なーちょっともー!」
可「牛角はだめだよ」
臼「え?蜂須賀さん肉嫌いなんですか?」
可「いや、たぶん超好きだと思う」
臼「じゃ、いいじゃないですか!クーポンもあるんですよ!」
可「で、臼井のおごり?」
臼「いや、まあ割り勘とはいかないまでも、7:3くらいでなんとか」
可「もうだめだ」
臼「え?え?何がですか?」
可「全部」
臼「全部ってうわ!もうなんだよバナナうぜーな!ドンキーうぜーな!」
可「おまえ全然だめだなほんと。よわい」
臼「いや、たぶん久しぶりにやるからですよ!昔はけっこうね、やってたんですけどね」
可「そんなだからたぶん告白もうまくいかないよ。はいゴール」
臼「なっ…!あーくそ負けた。くそ、くそっ、せめてピーチには勝つ!せめて4位!ぐぐぐ、ぐあくそ!ぐあくそ!あああ…」
可「詰めが甘いよ」
臼「もう!そんなこと言って、先輩もずっと彼女いないじゃないですか!」
可「……」
臼「……あ、いや、あすいません違うんですよ。ちょっと今負けて悔しかっただけなんで、あの、別に深い意味はないです。すいません」
可「おれはさ、」
臼「はい…」
可「めんどくさいだけなんだよ」
臼「はい」
可「なんか、恋愛とか、女とか、なんか人間関係全般が」
臼「はい。え?あ、おれは、いいんですかね?」
可「まあずっと一緒だしな。高校から」
臼「そう、ですね」
可「気を遣わないでいいからな」
臼「そうかもしんないです」
可「……」
臼「……」
臼「あ、もっかい勝負しません?」
可「うん」
臼「よし!じゃ次は気分を変えて、キノピオでチャレンジっす!」
可「あんま変わんないじゃん」
臼「ま、そうなんですけどね」
・21歳
・大学生
・金髪
・可児くんの高校の後輩
・元ラグビー部
・居酒屋バイト
・蜂須賀さんが好き
―――
可児くんの家にて
ゲーム中
(臼…臼井、可…可児くん)
臼「先輩」
可「んー?」
臼「おれやっぱ蜂須賀さんに告白しようと思ってます」
可「また言ってんの?」
臼「今度はほんとです!」
可「やめときなよ」
臼「いや、絶対うまくいくと思うんですよ!」
可「んー」
臼「あ、ちょっ、赤甲羅とかダメでしょ!わっ!あー!!」
可「うるさいよ」
臼「あーもーなんでそういう……あー8位になっちゃったじゃないすかぁ。もう、もう絶対クッパ殺す!こっから。こっから巻き返す」
可「やれるもんならやってみな」
臼「おれのノコノコなめない方がいいですようわ、マリオうぜー」
可「で?」
臼「え何すか?」
可「なんでうまくいくの?」
臼「何すか?」
可「告白」
臼「あ、だからそれはあれですよ、作戦立てたんですよ」
可「なに?」
臼「まず、普通に食事に誘うんですけど」
可「どこに?」
臼「牛角です!」
可「アウトー」
臼「え?何がですかってうわ!カミナリとかやめてくださいよマジで!マジで!なーちょっともー!」
可「牛角はだめだよ」
臼「え?蜂須賀さん肉嫌いなんですか?」
可「いや、たぶん超好きだと思う」
臼「じゃ、いいじゃないですか!クーポンもあるんですよ!」
可「で、臼井のおごり?」
臼「いや、まあ割り勘とはいかないまでも、7:3くらいでなんとか」
可「もうだめだ」
臼「え?え?何がですか?」
可「全部」
臼「全部ってうわ!もうなんだよバナナうぜーな!ドンキーうぜーな!」
可「おまえ全然だめだなほんと。よわい」
臼「いや、たぶん久しぶりにやるからですよ!昔はけっこうね、やってたんですけどね」
可「そんなだからたぶん告白もうまくいかないよ。はいゴール」
臼「なっ…!あーくそ負けた。くそ、くそっ、せめてピーチには勝つ!せめて4位!ぐぐぐ、ぐあくそ!ぐあくそ!あああ…」
可「詰めが甘いよ」
臼「もう!そんなこと言って、先輩もずっと彼女いないじゃないですか!」
可「……」
臼「……あ、いや、あすいません違うんですよ。ちょっと今負けて悔しかっただけなんで、あの、別に深い意味はないです。すいません」
可「おれはさ、」
臼「はい…」
可「めんどくさいだけなんだよ」
臼「はい」
可「なんか、恋愛とか、女とか、なんか人間関係全般が」
臼「はい。え?あ、おれは、いいんですかね?」
可「まあずっと一緒だしな。高校から」
臼「そう、ですね」
可「気を遣わないでいいからな」
臼「そうかもしんないです」
可「……」
臼「……」
臼「あ、もっかい勝負しません?」
可「うん」
臼「よし!じゃ次は気分を変えて、キノピオでチャレンジっす!」
可「あんま変わんないじゃん」
臼「ま、そうなんですけどね」
2009/10/29 12:42:13
左:蜂須賀さん(はちすかさん)
・26歳
・美容師
・黒髪
・毒舌
・彼氏なし
・猿渡さんが嫌い
―――
美容院にて
営業中、客なし
(蜂…蜂須賀さん、可…可児くん)
蜂「可児くんさー」
可「はい」
蜂「今度合コンやるんだけど来る?」
可「え、いやー」
蜂「ま、来ないわな」
可「そうスね」
蜂「男一人足りないらしいんだけど、数合わせだし、行ってもしょうがないよねー」
可「つか、苦手っス」
蜂「まーねー、可児くん無口だしなー」
可「そうスね」
蜂「行ったことはあるの?」
可「はい専門の時に一回」
蜂「へー。でも結局しゃべれずじまい?」
可「はい。モスコミュールばっか飲んでました」
蜂「可児くんモスコ好きだよねー!店のみんなで行く時もだいたいモスコだもんね」
可「それかシャンディガフっス」
蜂「ああそうだ(笑)てかさ、合コンとかはダメだけど、あたしら店の連中と行くのは大丈夫なわけ?」
可「まあ、しゃべらないでいいんで」
蜂「しゃべらないでいいということはないけどね(笑)ま、気を遣わないで済むからか」
可「たぶん、そういうことっス」
蜂「あ、なんか店長が来週焼き肉連れてってくれるみたいな話してたそういえば!」
可「牛角っスか?」
蜂「や、なんかねー、店長の彼女の友達がやってるとこらしいんだけど、安くておいしいらしいんだよ」
可「へー」
蜂「でも川崎の方なんだって。遠くない?」
可「ちょっと遠いスね」
蜂「ねー。でも店長おごってくれるらしいからなー、どうしよっかなー」
可「あ、じゃあ行きます」
蜂「決断はや!でもそうねー、あたしもおごりなら行こっかな」
可「そうスね」
蜂「あ、なんか合コンなんかよりがぜん焼き肉に気持ちが向いてきたわ。よし、来週は焼き肉のためにがんばろう」
可「そうスね」
蜂「てかヒマだねー」
可「そうスね」
可「あの蜂須賀さんて、」
蜂「お、なになに?」
可「ブラックジャックって読みました?」
蜂「え?あ、店に置いてあるやつ?やー読んでないな。てか読むヒマなくない?」
可「そうスよね」
蜂「なんか店長が家から持ってきたやつらしいね」
可「あ、そうなんスか」
蜂「そうそう。あ、でも手塚治虫ならあたしあれ好き、ブッダ」
可「おもしろいスよね」
蜂「あ、読んだ?なんだっけあれ、鼻水垂らしてた赤ちゃんいたじゃん?」
可「アッサジっスか」
蜂「それそれ!あれかわいいんだけどなんか賢いんだよね?」
可「いや、まー賢いっていうか、そう…スね」
蜂「あとさー、やっぱアナンダのエピソードは泣けるよね」
可「まあ、そうスね普通に」
蜂「手塚治虫ってすごいよねー、ブッダの話をあそこまでおもしろく書けるとか天才だよ。あーなんか読みたくなってきた!ブッダ確か実家にあるんだよなー。読みたいなー。てかじゃあブラックジャック読もうかな今。今むしろチャンスよね」
可「いや、でも」
蜂「お客さん来たら読むのやめればいいからさ」
可「いや、まあ…」
猿「うーす」
可「いらっしゃいませ」
蜂「げ…いらっしゃいませ」
猿「たのむわ」
可「はい、こちらへどうぞ」
蜂(あーもーほんとタイミング悪いな猿渡!空気読めよ!あら、しかも可児くんブラックジャックを手に取って……猿渡の元へ?ちょ、なんでよーあたし読めないじゃーん!いじめ?これいじめ?いやいや可児くんはそうゆう陰湿なコじゃないわっ。まあいいわ。とりあえず1巻は避けてくれたみたいだから、裏行って1巻からゆっくり読み始めるとして)
客「こんにちわー」
可「いらっしゃいませ」
蜂「いらっしゃいませー(もー!)」
・26歳
・美容師
・黒髪
・毒舌
・彼氏なし
・猿渡さんが嫌い
―――
美容院にて
営業中、客なし
(蜂…蜂須賀さん、可…可児くん)
蜂「可児くんさー」
可「はい」
蜂「今度合コンやるんだけど来る?」
可「え、いやー」
蜂「ま、来ないわな」
可「そうスね」
蜂「男一人足りないらしいんだけど、数合わせだし、行ってもしょうがないよねー」
可「つか、苦手っス」
蜂「まーねー、可児くん無口だしなー」
可「そうスね」
蜂「行ったことはあるの?」
可「はい専門の時に一回」
蜂「へー。でも結局しゃべれずじまい?」
可「はい。モスコミュールばっか飲んでました」
蜂「可児くんモスコ好きだよねー!店のみんなで行く時もだいたいモスコだもんね」
可「それかシャンディガフっス」
蜂「ああそうだ(笑)てかさ、合コンとかはダメだけど、あたしら店の連中と行くのは大丈夫なわけ?」
可「まあ、しゃべらないでいいんで」
蜂「しゃべらないでいいということはないけどね(笑)ま、気を遣わないで済むからか」
可「たぶん、そういうことっス」
蜂「あ、なんか店長が来週焼き肉連れてってくれるみたいな話してたそういえば!」
可「牛角っスか?」
蜂「や、なんかねー、店長の彼女の友達がやってるとこらしいんだけど、安くておいしいらしいんだよ」
可「へー」
蜂「でも川崎の方なんだって。遠くない?」
可「ちょっと遠いスね」
蜂「ねー。でも店長おごってくれるらしいからなー、どうしよっかなー」
可「あ、じゃあ行きます」
蜂「決断はや!でもそうねー、あたしもおごりなら行こっかな」
可「そうスね」
蜂「あ、なんか合コンなんかよりがぜん焼き肉に気持ちが向いてきたわ。よし、来週は焼き肉のためにがんばろう」
可「そうスね」
蜂「てかヒマだねー」
可「そうスね」
可「あの蜂須賀さんて、」
蜂「お、なになに?」
可「ブラックジャックって読みました?」
蜂「え?あ、店に置いてあるやつ?やー読んでないな。てか読むヒマなくない?」
可「そうスよね」
蜂「なんか店長が家から持ってきたやつらしいね」
可「あ、そうなんスか」
蜂「そうそう。あ、でも手塚治虫ならあたしあれ好き、ブッダ」
可「おもしろいスよね」
蜂「あ、読んだ?なんだっけあれ、鼻水垂らしてた赤ちゃんいたじゃん?」
可「アッサジっスか」
蜂「それそれ!あれかわいいんだけどなんか賢いんだよね?」
可「いや、まー賢いっていうか、そう…スね」
蜂「あとさー、やっぱアナンダのエピソードは泣けるよね」
可「まあ、そうスね普通に」
蜂「手塚治虫ってすごいよねー、ブッダの話をあそこまでおもしろく書けるとか天才だよ。あーなんか読みたくなってきた!ブッダ確か実家にあるんだよなー。読みたいなー。てかじゃあブラックジャック読もうかな今。今むしろチャンスよね」
可「いや、でも」
蜂「お客さん来たら読むのやめればいいからさ」
可「いや、まあ…」
猿「うーす」
可「いらっしゃいませ」
蜂「げ…いらっしゃいませ」
猿「たのむわ」
可「はい、こちらへどうぞ」
蜂(あーもーほんとタイミング悪いな猿渡!空気読めよ!あら、しかも可児くんブラックジャックを手に取って……猿渡の元へ?ちょ、なんでよーあたし読めないじゃーん!いじめ?これいじめ?いやいや可児くんはそうゆう陰湿なコじゃないわっ。まあいいわ。とりあえず1巻は避けてくれたみたいだから、裏行って1巻からゆっくり読み始めるとして)
客「こんにちわー」
可「いらっしゃいませ」
蜂「いらっしゃいませー(もー!)」
2009/10/29 05:18:25
美容院にて
(可…可児くん、猿…猿渡さん)
可「いらっしゃいませ」
猿「いつもの感じで」
可「はい」
猿「日経エンタテイメントじゃなくてブラックジャックが読みたいわ」
可「そうスか。持ってきます」
猿「つーかこないだもブラックジャック読んでたんだから普通ブラックジャック持ってくるだろ。ほんとカット以外はなんもできねーな可児くんはよ」
可「すません」
猿「まいーや。確か4巻の途中だったから4巻と、あと5巻も」
可「はい」
猿「ブラックジャックおもしれーよな」
可「読んだことないス」
猿「は?店に置いてあんのに?バカだろ」
可「いや仕事終わったら帰るんでいつも」
猿「おまえほんとつまんねー奴だな」
可「いや、はい」
猿「まいーや」
可児、チョキチョキ
猿渡、パラパラ
猿「昨日さ、」
可「はい」
猿「彼女とケンカしたんだわ」
可「そうなんスか」
猿「なんかいっつも泣くんだよあいつ」
可「へえ」
猿「そんで俺も鬼じゃねえから結局いつもめんどいってなって折れんだけどさ、昨日はなんかそれもめんどいってなって、折れずにいたわけよ、したらなんか急に泣くのやめて出てくとか言って出てったんだよ」
可「あー」
猿「で、ここで追うのが普通なのかもしんねーけど、追ったら男としてちっちぇーかなーって思って、まあ俺もイライラしてんのがあったからパチンコ行ったわけよ。したらさ、あーてかさ、ブラックジャックの顔の傷ってなんであるか知ってる?」
可「え?いや」
猿「マジで?おま、読めってマジおもしれーからさ」
可「え、はあ」
猿「はあじゃなくてさ、読めよ」
可「そうスね」
猿「つーかおまえ漫画なに読むの?」
可「ヤンジャンっスね」
猿「お、じゃあタフ読んでっか?タフ」
可「いや、タフは飛ばします」
猿「なんでだよ!ヤンジャンっつったらタフぐらいしか読むもんねーだろ!」
可「いやガンツとか」
猿「ガンツとか!オタク漫画じゃねーかよ。マジか、おま、やっぱそういうとこあんのな。あれだろ、グラビアとかめっちゃ見るタイプだろ」
可「めっちゃっていうか、まあ普通スね」
猿「なんだよ普通って。したら俺も普通に見てるっつーの。でもあれだよな、グラビアの女ってああやって笑顔ふりまいて、裏でなに考えてっかわかんねーよな実際」
可「あー、そうスか?」
猿「あ、だから違うんだって、で彼女がさ、俺がパチンコしてたら電話かけてきて、なんで家にいないのとかほざくわけ。結局ほらそうやって帰ってくるのな。だったらはじめっから出てくとか言うなって話でよ。何考えてんのかわかんねーよほんと。なぁ?」
可「そうスね」
猿「まーおまえは彼女いないからわかんねーか」
可「まあそうスね」
猿「あ、もうちょい襟足短めでたのむわ」
可「あ、はい」
猿「なんか寒くなると逆にさっぱりしたくなるわ」
可「ああ」
可「あの」
猿「ん?」
可「べしゃり暮らしも読みますね」
猿「あ?」
可「あの、ヤンジャン」
猿「え?あー、その話か。べしゃり暮らしって、森田まさのりの漫才のやつか」
可「はい」
猿「でもあれたまにしか載らねーじゃん。つか森田まさのりだったらろくでなしブルースだろ普通。ろくブルろくブル」
可「読んだことないス」
猿「おま…!マジかー。普通ろくブル読むだろ男子たるものよぉ。マジかーおまえ」
可「すません」
猿「つーかべしゃり暮らし読んでるわりにおまえってべしゃり苦手じゃね?」
可「いや、まあ」
猿「ま、関係ねーかそれは!くっくっく」
可「……」
可「できました」
猿「お、ほーい」
可「4500円です」
猿「へい」
可「500円のお返しです」
猿「へい。あのさ、」
可「はい」
猿「このレジんとこに飴置いてあんじゃん?これ今度から柿の種にしてくんね?あれ好きなんだわ」
可「え、いやー」
猿「んだよいいじゃんよ柿の種くらい」
可「いやー、はい」
猿「じゃたのむわ。あと今度もブラックジャック読むからちゃんと覚えとけよ。5巻の続きからな」
可「はい。ありがとうございました」
猿「おーう」
(可…可児くん、猿…猿渡さん)
可「いらっしゃいませ」
猿「いつもの感じで」
可「はい」
猿「日経エンタテイメントじゃなくてブラックジャックが読みたいわ」
可「そうスか。持ってきます」
猿「つーかこないだもブラックジャック読んでたんだから普通ブラックジャック持ってくるだろ。ほんとカット以外はなんもできねーな可児くんはよ」
可「すません」
猿「まいーや。確か4巻の途中だったから4巻と、あと5巻も」
可「はい」
猿「ブラックジャックおもしれーよな」
可「読んだことないス」
猿「は?店に置いてあんのに?バカだろ」
可「いや仕事終わったら帰るんでいつも」
猿「おまえほんとつまんねー奴だな」
可「いや、はい」
猿「まいーや」
可児、チョキチョキ
猿渡、パラパラ
猿「昨日さ、」
可「はい」
猿「彼女とケンカしたんだわ」
可「そうなんスか」
猿「なんかいっつも泣くんだよあいつ」
可「へえ」
猿「そんで俺も鬼じゃねえから結局いつもめんどいってなって折れんだけどさ、昨日はなんかそれもめんどいってなって、折れずにいたわけよ、したらなんか急に泣くのやめて出てくとか言って出てったんだよ」
可「あー」
猿「で、ここで追うのが普通なのかもしんねーけど、追ったら男としてちっちぇーかなーって思って、まあ俺もイライラしてんのがあったからパチンコ行ったわけよ。したらさ、あーてかさ、ブラックジャックの顔の傷ってなんであるか知ってる?」
可「え?いや」
猿「マジで?おま、読めってマジおもしれーからさ」
可「え、はあ」
猿「はあじゃなくてさ、読めよ」
可「そうスね」
猿「つーかおまえ漫画なに読むの?」
可「ヤンジャンっスね」
猿「お、じゃあタフ読んでっか?タフ」
可「いや、タフは飛ばします」
猿「なんでだよ!ヤンジャンっつったらタフぐらいしか読むもんねーだろ!」
可「いやガンツとか」
猿「ガンツとか!オタク漫画じゃねーかよ。マジか、おま、やっぱそういうとこあんのな。あれだろ、グラビアとかめっちゃ見るタイプだろ」
可「めっちゃっていうか、まあ普通スね」
猿「なんだよ普通って。したら俺も普通に見てるっつーの。でもあれだよな、グラビアの女ってああやって笑顔ふりまいて、裏でなに考えてっかわかんねーよな実際」
可「あー、そうスか?」
猿「あ、だから違うんだって、で彼女がさ、俺がパチンコしてたら電話かけてきて、なんで家にいないのとかほざくわけ。結局ほらそうやって帰ってくるのな。だったらはじめっから出てくとか言うなって話でよ。何考えてんのかわかんねーよほんと。なぁ?」
可「そうスね」
猿「まーおまえは彼女いないからわかんねーか」
可「まあそうスね」
猿「あ、もうちょい襟足短めでたのむわ」
可「あ、はい」
猿「なんか寒くなると逆にさっぱりしたくなるわ」
可「ああ」
可「あの」
猿「ん?」
可「べしゃり暮らしも読みますね」
猿「あ?」
可「あの、ヤンジャン」
猿「え?あー、その話か。べしゃり暮らしって、森田まさのりの漫才のやつか」
可「はい」
猿「でもあれたまにしか載らねーじゃん。つか森田まさのりだったらろくでなしブルースだろ普通。ろくブルろくブル」
可「読んだことないス」
猿「おま…!マジかー。普通ろくブル読むだろ男子たるものよぉ。マジかーおまえ」
可「すません」
猿「つーかべしゃり暮らし読んでるわりにおまえってべしゃり苦手じゃね?」
可「いや、まあ」
猿「ま、関係ねーかそれは!くっくっく」
可「……」
可「できました」
猿「お、ほーい」
可「4500円です」
猿「へい」
可「500円のお返しです」
猿「へい。あのさ、」
可「はい」
猿「このレジんとこに飴置いてあんじゃん?これ今度から柿の種にしてくんね?あれ好きなんだわ」
可「え、いやー」
猿「んだよいいじゃんよ柿の種くらい」
可「いやー、はい」
猿「じゃたのむわ。あと今度もブラックジャック読むからちゃんと覚えとけよ。5巻の続きからな」
可「はい。ありがとうございました」
猿「おーう」
2009/10/29 05:12:48
なんか部屋の掃除してたら昔かいた絵が出てきて、その中に興味深いものがありました。
さるかに合戦をモチーフにしたゆる系の漫画、をかきたかったみたいで、結局キャラクターを考えるとこ止まりになってました。
これからそのキャラクターたちのやりとりを不定期に載せていきたいと思います。
つっても漫画じゃなくて会話を。
まずはキャラクター紹介。
メインの二人を載せます。
左:可児くん(かにくん)
・22歳
・美容師
・赤茶髪
・猫背
・客と話すのは苦手
・「そうなんスか」が口癖
・髪の毛は自分で切る
・嫌煙家
・将来の夢 庭付き池付き一戸建て
・大好物 おかかおにぎり
右:猿渡さん(さるわたりさん)
・27歳
・美容院の常連
・銀髪
・仕事 派遣
・趣味 ギャンブル
・いつも可児くんを指名
・よくしゃべる
・彼女と同棲中
・ヘビースモーカー
・大好物 柿の種(ピーナッツは食べない)
では第一話でお会いしましょう。
さるかに合戦をモチーフにしたゆる系の漫画、をかきたかったみたいで、結局キャラクターを考えるとこ止まりになってました。
これからそのキャラクターたちのやりとりを不定期に載せていきたいと思います。
つっても漫画じゃなくて会話を。
まずはキャラクター紹介。
メインの二人を載せます。
左:可児くん(かにくん)
・22歳
・美容師
・赤茶髪
・猫背
・客と話すのは苦手
・「そうなんスか」が口癖
・髪の毛は自分で切る
・嫌煙家
・将来の夢 庭付き池付き一戸建て
・大好物 おかかおにぎり
右:猿渡さん(さるわたりさん)
・27歳
・美容院の常連
・銀髪
・仕事 派遣
・趣味 ギャンブル
・いつも可児くんを指名
・よくしゃべる
・彼女と同棲中
・ヘビースモーカー
・大好物 柿の種(ピーナッツは食べない)
では第一話でお会いしましょう。